2014年1月20日月曜日
2014年1月9日木曜日
あけましておめでとうございます。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくおねがいします。
本年も良い年になりますよう、頑張っていきたいと思います。
大宮の氷川神社の初詣も兼ねて、さいたま新都心のけやき広場のイルミネーションを見てきました。すごくロマンチックでした。2月14日までやっているそうです。
今年もよろしくおねがいします。
本年も良い年になりますよう、頑張っていきたいと思います。
大宮の氷川神社の初詣も兼ねて、さいたま新都心のけやき広場のイルミネーションを見てきました。すごくロマンチックでした。2月14日までやっているそうです。
2013年9月29日日曜日
もったいないの森 長岡 植樹祭
9月29日(日)、「もったいないの森 長岡」の植樹祭に参加してきました。昨年の雨とは違い、今年は晴れでした。小さな子からお年寄りまで、一生懸命、丁寧に植えて、スムーズに植樹が終わりました。緑いっぱいの森に戻るのが楽しみです。
2013年6月29日土曜日
2013年6月25日火曜日
造園講演会開催のお知らせ
どなたでもご自由に参加可能です。
宜しくお願いいたします。
→ 当日の様子はこちら(6/29更新)
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=403518346432566&set=a.317086288409106.77896.317019871749081&type=1&theater
2013年6月14日金曜日
2013年4月23日火曜日
2013年1月4日金曜日
新年あけましておめでとうございます。
2013年 巳年
明けましておめでとうございます。
新年(1月)になりました。
当社も4日から仕事がはじまりました。
今年は、冷え込みが激しく寒い思いをしている方も多くいらっしゃることかと思います。
仕事の面では、
年度末へ向けて、外へ調査や現場へ行くことも終盤をむかえてくることかと思います。
防寒対策をしっかりと、体調管理も怠らないようお過ごしくださいませ。
(体のメンテナンスも仕事のうちです!)
そして、設計や計画のとりまとめの時期にも入っております。
各物件の数のみに視点を向けるのではなく、中身の精査、ボリュームの把握をし、仕事の追い込み作業を進めていく時期に入っております。
仕事も、調査もの、計画ものから基本設計、実施設計まで種別が多岐にわたります。
そして、それぞれの種別(項目)ごとに考える箇所も異なります。
よく、○○ものだから簡単!という話が聞こえてきますが、決してそうではなく、油断してはいけません。
それぞれに役割がありますので、仕事をこなすことの先の仕事の先に見えるもの、目標をしっかりしていくことが大切です。
表面だけ見ていては、落とし穴にはまってしまうこともありますので、油断せずに取組みましょう。
そして、時代はどんどん進んでいます。
後の世代に恥じないような仕事をしていくことを肝に銘じまして。
本年もよろしくお願い申し上げます。
明けましておめでとうございます。
新年(1月)になりました。
当社も4日から仕事がはじまりました。
今年は、冷え込みが激しく寒い思いをしている方も多くいらっしゃることかと思います。
仕事の面では、
年度末へ向けて、外へ調査や現場へ行くことも終盤をむかえてくることかと思います。
防寒対策をしっかりと、体調管理も怠らないようお過ごしくださいませ。
(体のメンテナンスも仕事のうちです!)
そして、設計や計画のとりまとめの時期にも入っております。
各物件の数のみに視点を向けるのではなく、中身の精査、ボリュームの把握をし、仕事の追い込み作業を進めていく時期に入っております。
仕事も、調査もの、計画ものから基本設計、実施設計まで種別が多岐にわたります。
そして、それぞれの種別(項目)ごとに考える箇所も異なります。
よく、○○ものだから簡単!という話が聞こえてきますが、決してそうではなく、油断してはいけません。
それぞれに役割がありますので、仕事をこなすことの先の仕事の先に見えるもの、目標をしっかりしていくことが大切です。
表面だけ見ていては、落とし穴にはまってしまうこともありますので、油断せずに取組みましょう。
そして、時代はどんどん進んでいます。
後の世代に恥じないような仕事をしていくことを肝に銘じまして。
本年もよろしくお願い申し上げます。
2012年12月26日水曜日
2012年12月21日金曜日
2012年12月1日土曜日
2012年7月9日月曜日
講演会のおしらせ (日本造園修景協会栃木県支部より)
(一般財団法人)日本造園修景協会 栃木県支部よりお知らせです。
来る、7/14(土)に「造園界の状況と指定管理者制度について」の講演会を、当協会の参与でもあります、北山武征氏を講師にお招きいたしまして開催いたします。
【問合せ先】
(一般財)日本造園修景協会 栃木県支部事務局 (株)景観プランニング
電話:028-650-3030 担当:冨、菅谷 まで
来る、7/14(土)に「造園界の状況と指定管理者制度について」の講演会を、当協会の参与でもあります、北山武征氏を講師にお招きいたしまして開催いたします。
【問合せ先】
(一般財)日本造園修景協会 栃木県支部事務局 (株)景観プランニング
電話:028-650-3030 担当:冨、菅谷 まで
2012年4月23日月曜日
平成24年度 東洋庭園文化研究会にて
2012年4月13日金曜日
2012年4月9日月曜日
宇都宮の新しい公園 (テクノさくら公園)
2012年4月5日木曜日
冨士山自然公園 経過観察(中間レポート)
まもなく桜が咲くであろうごのごろ。
今日はポカポカ陽気であり、サクラのつぼみも膨らみつつあります。
今日は当社設計の社員にて、芳賀町の冨士山自然公園へ 施工後途中経過の観察へ出向いて参りました。
町のシルバーさんと協力して水辺環境の再生を試みた この冨士山自然公園も、自然の湧水量が増えてきて、ほどよい自然のせせらぎ空間が実現されています。
池が出来たこと(再生したこと)により、蛙の卵が産卵され、一部はおたまじゃくしとして孵化し、水芭蕉の白い花もところどころに出現してきております。
今日はポカポカ陽気であり、サクラのつぼみも膨らみつつあります。
今日は当社設計の社員にて、芳賀町の冨士山自然公園へ 施工後途中経過の観察へ出向いて参りました。
冨士山自然公園 桜のつぼみ(4/5) |
展望台より望む 桜が咲けばキレイになることでしょう(4/5) |
修復した展望台 |
町のシルバーさんと協力して水辺環境の再生を試みた この冨士山自然公園も、自然の湧水量が増えてきて、ほどよい自然のせせらぎ空間が実現されています。
池が出来たこと(再生したこと)により、蛙の卵が産卵され、一部はおたまじゃくしとして孵化し、水芭蕉の白い花もところどころに出現してきております。
蛙の卵が孵化 おたまじゃくしもみられる。 |
2012年4月2日月曜日
2012年3月27日火曜日
2012年3月15日木曜日
既往の都市空間、公園空間に学ぶこと
栃木などの北関東から都心方面をみると、東京都の公園は日本においても先進的な事例でもあり、地方で空間の設計を行う身としては、講習会等で都心方面へ、あるいは他地域へ出かけるときに公園空間や建築物、土木構造物などを観察し、知識の蓄積、空間の把握、事例の観察などを行うことを習慣づけることが求められます。
(地方にいる技術者は、地域のことを考える傍ら、先進的なモノゴトをみる、知ることも同時並行でこなさなければなりません。)
新しい格好いい外構空間の他に、昔つくられた公園の中においても、公園などの公共空間づくりの基本となるものが見え隠れしております。
空間の構成の仕方や、樹木の植え方、風景のつくり方、賑わい空間の配置の仕方 などなど。
地方の公園と比較すると、都市内の公園空間は異なる部分、要素も多々ありますが、基本形は学んでおくべきことです。
【実際に見るポイントとして:代々木公園では 観察の(例)として】
(地方にいる技術者は、地域のことを考える傍ら、先進的なモノゴトをみる、知ることも同時並行でこなさなければなりません。)
新しい格好いい外構空間の他に、昔つくられた公園の中においても、公園などの公共空間づくりの基本となるものが見え隠れしております。
空間の構成の仕方や、樹木の植え方、風景のつくり方、賑わい空間の配置の仕方 などなど。
地方の公園と比較すると、都市内の公園空間は異なる部分、要素も多々ありますが、基本形は学んでおくべきことです。
【実際に見るポイントとして:代々木公園では 観察の(例)として】
(見方としての例) ビスタが利いているとはどういうことなのだろう。と考える |
2012年3月11日日曜日
2012年2月29日水曜日
今日は一面雪化粧なり
2012年2月28日火曜日
冨士山公園 ため池浚渫施工現場
芳賀町様と当社の共同パイロット事業
「冨士山公園」のため池改良(浚渫)工事
この事業は当社造園施工経験者と造園土木の設計者が、町のシルバー人材さまとの作業協力の下、予算をかけずに施工を行う新しいかたちの事業であります。
もともとは、田んぼ(棚田だった?)であり、過去にその場所を改良し、散策回遊できる木デッキ、湿地、池として整備されたものでありましたが、長年における土の堆積等で沼地化された風景となってしまい沈んでしまった感じの場所でもありました。上流から水はでているものの、池を活かした風景も失われてしまっていました。
そこをもう一度、「魅せることが出来る里地風な風景」を創出すること 人が訪れても恥ずかしくない風景づくり」 へと着手したのです。
バックホウなどを使う大きな掘り起こしは、当社監理担当(施工経験者)が行い、施工計画、監理を設計担当者、杭打ちやマット敷きの手作業をシルバー人材において 施工を行っております。
冬季の施工でもあり、土が凍ってしまっているのが施工に苦労をかけているところであります。
「冨士山公園」のため池改良(浚渫)工事
この事業は当社造園施工経験者と造園土木の設計者が、町のシルバー人材さまとの作業協力の下、予算をかけずに施工を行う新しいかたちの事業であります。
もともとは、田んぼ(棚田だった?)であり、過去にその場所を改良し、散策回遊できる木デッキ、湿地、池として整備されたものでありましたが、長年における土の堆積等で沼地化された風景となってしまい沈んでしまった感じの場所でもありました。上流から水はでているものの、池を活かした風景も失われてしまっていました。
そこをもう一度、「魅せることが出来る里地風な風景」を創出すること 人が訪れても恥ずかしくない風景づくり」 へと着手したのです。
池が沼地化されて、草もぼうぼうでした。(10月ごろ 草刈中) |
まず、手始めに草を刈り、作業環境をつくることにしました。 |
バックホウなどを使う大きな掘り起こしは、当社監理担当(施工経験者)が行い、施工計画、監理を設計担当者、杭打ちやマット敷きの手作業をシルバー人材において 施工を行っております。
冬季の施工でもあり、土が凍ってしまっているのが施工に苦労をかけているところであります。
2012年2月26日日曜日
感性を磨くこと、知性を育むこと
空間のデザインをしていくこと、空間を設計していくことで必要な要素として、通常の造園的技術、土木的技術、建築的技術のほかに ものを観察するこころ、もの・ことから様々なことを読み取る感性、いろんなことに疑問や考えることをしていくうえでの知性 の分野が必要であります。
どうしても、標準形態に押し込めて行った方が、理由付けがしやすい、技術的な基準や技術的な法律に当てはめていった方が仕事をしやすいのは言うまでもありま せんが、それで全てがいいかというと、現状維持状態、あるいは時代が進むことから見れば後退状態 と見られあまり建設的でないかもしれません。
その本質を知っていて、あえて標準的なものを使わざるをえないのでしたらまだ良いかと思いますが、標準図ありきでどうしてそうなのかを考えないで使用してしまうのでは、ものをみる力が育むこと、本質をみることに対しての支障のひとつとなってしまいます。
どのような設計の分野においても、技術的なことを知ること、活用することと 新たなもの・ことへ向かって日々の積みあげを行うことはとても大切なことでありまして、年齢関係なく現役で働く技術者の使命でもあります。
どうしても、標準形態に押し込めて行った方が、理由付けがしやすい、技術的な基準や技術的な法律に当てはめていった方が仕事をしやすいのは言うまでもありま せんが、それで全てがいいかというと、現状維持状態、あるいは時代が進むことから見れば後退状態 と見られあまり建設的でないかもしれません。
その本質を知っていて、あえて標準的なものを使わざるをえないのでしたらまだ良いかと思いますが、標準図ありきでどうしてそうなのかを考えないで使用してしまうのでは、ものをみる力が育むこと、本質をみることに対しての支障のひとつとなってしまいます。
どのような設計の分野においても、技術的なことを知ること、活用することと 新たなもの・ことへ向かって日々の積みあげを行うことはとても大切なことでありまして、年齢関係なく現役で働く技術者の使命でもあります。
2012年2月24日金曜日
お互いの無いものを補足しあうこと
ひとそれぞれ、得意なもの、苦手なものがあります。
それぞれの得意とするものをさらに育てていくこと(善の芽を育てること)
それぞれの苦手とするものを克服できるよう育てること
やろうという意識、意思を育てていくこと
はとても大切なことであります。
(ベテラン技術者で、子育ての経験がある方でしたら理解可能かと思います。)
それぞれの得意とするものをさらに育てていくこと(善の芽を育てること)
それぞれの苦手とするものを克服できるよう育てること
やろうという意識、意思を育てていくこと
はとても大切なことであります。
(ベテラン技術者で、子育ての経験がある方でしたら理解可能かと思います。)
2012年2月14日火曜日
複数人にて分担する作業の落とし穴
数量計算・図面作成・工事費算出など、設計期間が短い場合は特に作業を複数人に分担して行うことがあります。
通常 図面作成 →(完成後)→ 数量計算書作成 →(完成後)→ 工事費算出
といった感じで順序よく進めます。順序良く進めることが出来ればつじつまが合うように確認しながら進めることが出来ます。
しかし、ある程度詰めた(まとめた)段階において、設計が変更になる場合があり、影響範囲を全て直すことが要求されます。
通常 図面作成 →(完成後)→ 数量計算書作成 →(完成後)→ 工事費算出
といった感じで順序よく進めます。順序良く進めることが出来ればつじつまが合うように確認しながら進めることが出来ます。
しかし、ある程度詰めた(まとめた)段階において、設計が変更になる場合があり、影響範囲を全て直すことが要求されます。
2012年2月11日土曜日
寒い日が続きますが、陽はだんだんと春の方向へ
寒い日が続きますね。
今日の宇都宮は、天候にも恵まれ気持ち外が明るくなっているような気がします。
会社の窓際のペチュニアも 寒さに負けずに きれいな花を咲かせています。
陽もだんだんと長くなってきています。
そして太陽の光もだんだんと強く、明るくなってきている。
あっという間に、2月が終わってしまいそうな勢いですね。
今日の宇都宮は、天候にも恵まれ気持ち外が明るくなっているような気がします。
会社の窓際のペチュニアも 寒さに負けずに きれいな花を咲かせています。
陽もだんだんと長くなってきています。
そして太陽の光もだんだんと強く、明るくなってきている。
あっという間に、2月が終わってしまいそうな勢いですね。
2012年2月9日木曜日
美しい園路の線形を表現するには?
公園などの園路の設計をする際に、どうしても線形が自然なかたち、なめらかなかたちにならないことがあります。
実際に、直線と曲線の組み合わせで園路の線形が決まってくるのですが、直線が異様に長かったり、曲線半径が小さかったり、曲線半径の組み合わせにおいても、急なカーブを描いてしまったり。
CAD上にて線形を描いていくと、どうしてもその「ドツボ」にはまってしまうことがあります。
CAD上で描いても、一度紙へ出力して、自分の目線の前に紙を水平に置いてみましょう。
(平面上で頭の中だけで考えるのではなく、視覚的にみる(立体的にみる)ことで空間を考える手法)
模型を作成する余裕がないときに、簡易的に立体を考える手法のひとつです。
自分が、その場に立っているような感覚をみることで、違和感のある線形なのか、そうでない線形なのかがわかります。
【滑らかな線形に近づけるために】
実際に、直線と曲線の組み合わせで園路の線形が決まってくるのですが、直線が異様に長かったり、曲線半径が小さかったり、曲線半径の組み合わせにおいても、急なカーブを描いてしまったり。
CAD上にて線形を描いていくと、どうしてもその「ドツボ」にはまってしまうことがあります。
CAD上で描いても、一度紙へ出力して、自分の目線の前に紙を水平に置いてみましょう。
(平面上で頭の中だけで考えるのではなく、視覚的にみる(立体的にみる)ことで空間を考える手法)
模型を作成する余裕がないときに、簡易的に立体を考える手法のひとつです。
自分が、その場に立っているような感覚をみることで、違和感のある線形なのか、そうでない線形なのかがわかります。
【滑らかな線形に近づけるために】
2012年2月3日金曜日
あっという間に2月 (寒い日が続きます)
日々、年度末へ向けて業務に追われるのは毎年同じであります。
今日は、全国的に最低気温が沖縄を除いてマイナスということですから、寒いのはいうまでもありません。この時期、会社の外水栓も凍り水がでなくなることもしばしば。
もちろん、今朝も水は出ませんでした。
寒さが追い討ちをかけるように、
ここのところ、インフルエンザや風邪がはやっています。
皆様、体調を崩されることがないようお気をつけてお過ごしください。
今日は、全国的に最低気温が沖縄を除いてマイナスということですから、寒いのはいうまでもありません。この時期、会社の外水栓も凍り水がでなくなることもしばしば。
もちろん、今朝も水は出ませんでした。
寒さが追い討ちをかけるように、
ここのところ、インフルエンザや風邪がはやっています。
皆様、体調を崩されることがないようお気をつけてお過ごしください。
2012年1月29日日曜日
デザインという言葉の意味合い
どうしても、デザインという言葉をいうと(聞くと)、日本人はものの形をつくりあげることのみという理解をしがちです。
アート と デザイン を混同しがちな一面が多々見られます。
本来は、デザインの中にも造形の部分だけでなく、機能の部分(使い勝手等)も考えられているのが本当の姿であり、アート(自己の表現)とは異なった意味合いがあります。
そして、普段から見ることが出来る「自然、風景、風土」の中にも、生活の営みなど人間とかかわり深いものが見え隠れしているものでもあります。(ある意味、文化的要素や生活デザインの部分が見え隠れしています。)
デザインという言葉は様々な意味合いがありますが、大学で教えられたこととしては「方向性を指し示す」、書籍等を読んで感じた意味合いとしては「クライアントの要望をまとめる」といったことであり、自己の表現とは少し意味合いが違うことがわかります。
文化的な視点からいえば、アートも重要な要素のひとつです。
ヨーロッパや世界の様々な歴史の積み重ねがある地域では、建物ひとつにしてもアート的な要素がかんじるところや、洗練されたデザインがされているところが見受けられます。
ですから、あれはダメだ、これはイイ、というように一つの視点でしかものごとを見ないで短絡的に判断してしまうことはやってはいけないことであります。
いろんな要素が複合的に絡み合って、生活の舞台があります。
空間のデザインでは、時には一つの視点で局所的にみることも必要なことですが、広く見据えてトータルでのバランスを考えることがとても大切なことなのです。
アート と デザイン を混同しがちな一面が多々見られます。
本来は、デザインの中にも造形の部分だけでなく、機能の部分(使い勝手等)も考えられているのが本当の姿であり、アート(自己の表現)とは異なった意味合いがあります。
そして、普段から見ることが出来る「自然、風景、風土」の中にも、生活の営みなど人間とかかわり深いものが見え隠れしているものでもあります。(ある意味、文化的要素や生活デザインの部分が見え隠れしています。)
デザインという言葉は様々な意味合いがありますが、大学で教えられたこととしては「方向性を指し示す」、書籍等を読んで感じた意味合いとしては「クライアントの要望をまとめる」といったことであり、自己の表現とは少し意味合いが違うことがわかります。
文化的な視点からいえば、アートも重要な要素のひとつです。
ヨーロッパや世界の様々な歴史の積み重ねがある地域では、建物ひとつにしてもアート的な要素がかんじるところや、洗練されたデザインがされているところが見受けられます。
ですから、あれはダメだ、これはイイ、というように一つの視点でしかものごとを見ないで短絡的に判断してしまうことはやってはいけないことであります。
いろんな要素が複合的に絡み合って、生活の舞台があります。
空間のデザインでは、時には一つの視点で局所的にみることも必要なことですが、広く見据えてトータルでのバランスを考えることがとても大切なことなのです。
2012年1月24日火曜日
(計画段階における)植栽の植え付け密度や配置の考え方について
道路(並木)や公園、外構空間の植栽の設計において、植栽の種類の選定にも頭を悩ませることがありますが、適正な間隔と密度についても悩ませることがあります。
植栽の植え付け密度の考え方について、計画段階(施行直前の実施設計等の段階)では、低木や地被類は、いつの時期(供用開始直後、2~3年後、10年後...)を完成形にするのかを見据えることで、植え込み密度も変わってきます。
高木についても同じことが言え、密に植え込みをし、その後伐採(間引き)をするケースや、将来の生長(おおきくなること)を見越して最初から離して植え込むこともあります。
サクラ類を植えるときは、密に植えれば将来的に枝どうしがぶつかり合い、病気の発生に繋がったりする恐れがありますので、さくら並木ではおおよそ10~15m、20m間隔でよく植えられていますね。
雑木林をつくる場合は、苗木のときは密に植えて、大きくなるにつれ間引き(間伐)をしていくこともあります。林業では、間引いた木材を箸に加工し使うといったことも行われ、里地里山の保全、活用を行われているという場面を見ることもできます。ある意味、片っ端からの伐採ではないので、広い意味での自然環境の保全という意味をなしています。
木を伐採することに対しては、自然破壊ではなく自然を守る目的もあり、人々や動植物が共存して生きることへの里山環境の再生ということにも繋がります。
植栽の植え方や配置については、ある程度参考になる資料や考え方はありますが、整備予算や事業性質(公共なのか、私営事業なのかでも性質も違いますし)、発注者の考え、設計者の考えによって、方法、手法は異なりますのでこれといった完全な正解はない?のかもしれませんね。
性質や目的に応じて使い分けるということでしょうか...。
植栽の植え付け密度の考え方について、計画段階(施行直前の実施設計等の段階)では、低木や地被類は、いつの時期(供用開始直後、2~3年後、10年後...)を完成形にするのかを見据えることで、植え込み密度も変わってきます。
高木についても同じことが言え、密に植え込みをし、その後伐採(間引き)をするケースや、将来の生長(おおきくなること)を見越して最初から離して植え込むこともあります。
サクラ類を植えるときは、密に植えれば将来的に枝どうしがぶつかり合い、病気の発生に繋がったりする恐れがありますので、さくら並木ではおおよそ10~15m、20m間隔でよく植えられていますね。
雑木林をつくる場合は、苗木のときは密に植えて、大きくなるにつれ間引き(間伐)をしていくこともあります。林業では、間引いた木材を箸に加工し使うといったことも行われ、里地里山の保全、活用を行われているという場面を見ることもできます。ある意味、片っ端からの伐採ではないので、広い意味での自然環境の保全という意味をなしています。
木を伐採することに対しては、自然破壊ではなく自然を守る目的もあり、人々や動植物が共存して生きることへの里山環境の再生ということにも繋がります。
植栽の植え方や配置については、ある程度参考になる資料や考え方はありますが、整備予算や事業性質(公共なのか、私営事業なのかでも性質も違いますし)、発注者の考え、設計者の考えによって、方法、手法は異なりますのでこれといった完全な正解はない?のかもしれませんね。
性質や目的に応じて使い分けるということでしょうか...。
2012年1月23日月曜日
デザイン、アートの違い と 空間設計
「デザイン」 という言葉 と 「アート」 という言葉。
実は意味合いが異なります。
「アート」 といえば芸術の領域でもあり、形を表現する、自己表現することの世界が強いですが、
「デザイン」 という言葉は、同じ事を言っているようでも、発注者(クライアント)の要望に応じて方向性を指し示す、形を表現、実現させるといった ある意味芸術のみならず工学的な要素も含まれています。
(土木的)設計の観点からは同じように見られがちですが、上記の違いがあることを認識しておかなくてはなりません。
芸術的思考というものは軽視されがちですが、歴史に残っている史跡や建造物には機能や形のこだわりや当時の先端技術が詰まっており、時代が経つと文化的な資産として、まちづくりの資源としても活用できるものともなりえます。
設計において形を表現する事業に携わる場合や、公園や外構空間の設計に携わる技術者であれば、受注者、発注者にかかわらず、その点のことを把握しておくべきでしょう。
最初からレベルの高いことを考えすぎると何もてがつけられなくなる傾向もありますので、それぞれの技術者が、自分なりに考えていければいいかと思います。
地方で展開、実践している設計技術者レベルの底上げのためにも。
実は意味合いが異なります。
「アート」 といえば芸術の領域でもあり、形を表現する、自己表現することの世界が強いですが、
「デザイン」 という言葉は、同じ事を言っているようでも、発注者(クライアント)の要望に応じて方向性を指し示す、形を表現、実現させるといった ある意味芸術のみならず工学的な要素も含まれています。
(土木的)設計の観点からは同じように見られがちですが、上記の違いがあることを認識しておかなくてはなりません。
芸術的思考というものは軽視されがちですが、歴史に残っている史跡や建造物には機能や形のこだわりや当時の先端技術が詰まっており、時代が経つと文化的な資産として、まちづくりの資源としても活用できるものともなりえます。
設計において形を表現する事業に携わる場合や、公園や外構空間の設計に携わる技術者であれば、受注者、発注者にかかわらず、その点のことを把握しておくべきでしょう。
最初からレベルの高いことを考えすぎると何もてがつけられなくなる傾向もありますので、それぞれの技術者が、自分なりに考えていければいいかと思います。
地方で展開、実践している設計技術者レベルの底上げのためにも。
2012年1月4日水曜日
新年あけましておめでとうございます。
新年明けましておめでとうございます。
昨年度は日本全体においても、様々な大変な出来事がありました。
そして改めて、みなさまの絆を実感した年でもありました。
今日は、仕事始めに神社へのお参りを行いました。
祈祷の際、神主さんからの非常に感銘をうけるお言葉がありました。
「企業は利益を追求するものでもありますが、その先の社会に貢献することを忘れてはならない。」
というような内容でした。
目的は企業活動を通じて、世の中の役に立つこと、その先の人々の幸せを提供することであります。最終目標が企業利益ということではなく、結果として企業の利益に繋がること、その先の目標を見据えて仕事を行っていくことが重要だということです。
(利益の上にある目標や目的を果たして、はじめて利益を受けることができるという意味)
これからも、皆様の力になれるよう日々精進していきたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします。
株式会社景観プランニング
昨年度は日本全体においても、様々な大変な出来事がありました。
そして改めて、みなさまの絆を実感した年でもありました。
宇都宮二荒山神社 西側より |
宇都宮二荒山神社 (1/4) |
祈祷の際、神主さんからの非常に感銘をうけるお言葉がありました。
「企業は利益を追求するものでもありますが、その先の社会に貢献することを忘れてはならない。」
というような内容でした。
目的は企業活動を通じて、世の中の役に立つこと、その先の人々の幸せを提供することであります。最終目標が企業利益ということではなく、結果として企業の利益に繋がること、その先の目標を見据えて仕事を行っていくことが重要だということです。
(利益の上にある目標や目的を果たして、はじめて利益を受けることができるという意味)
これからも、皆様の力になれるよう日々精進していきたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします。
宇都宮二荒山神社境内にある、明神の井 龍がいます。 |
株式会社景観プランニング
2011年12月28日水曜日
2011年12月24日土曜日
最近のLED街路灯は明るい
省エネが叫ばれる中、LEDを用いた街路灯に大きな変化が見られてきています。
数年前は、LED街路灯は暗いというイメージがありましたが、最近のLED街路灯は明るいなと感じます。発光するLEDが明るくなっていることや、発行体(素子)をたくさん組み合わせて明るさ感を実現することができています。
写真の地面の様子をみても明るさ感がわかりますね。
初期投資は、通常の水銀灯やメタルハライドランプと比べ割高かもしれませんが、維持管理コストを考えた場合は、消費電力の少なさや長寿命によるランプ交換回数の軽減、交換による作業コストの低減などでトータルで支出するコストは抑えることができます。
出来ることなら、初期投資を少し思いきってやり、その後の維持管理を軽減させていった方が、余計な労力やお金もかからずに済みます。
エコを考えながらも、必要な機能は確保していく。
先進した考えのあるところでは、新しい取り組みがどんどん進んでいます。
地方だから出来ないなんてことはありません。
発想を豊かにして新しい事へ取り組む姿勢。プランニングをする分野においても必要なことですね。
数年前は、LED街路灯は暗いというイメージがありましたが、最近のLED街路灯は明るいなと感じます。発光するLEDが明るくなっていることや、発行体(素子)をたくさん組み合わせて明るさ感を実現することができています。
写真の地面の様子をみても明るさ感がわかりますね。
業平橋・押上地区にある防犯街路灯(東京スカイツリー南側) |
初期投資は、通常の水銀灯やメタルハライドランプと比べ割高かもしれませんが、維持管理コストを考えた場合は、消費電力の少なさや長寿命によるランプ交換回数の軽減、交換による作業コストの低減などでトータルで支出するコストは抑えることができます。
出来ることなら、初期投資を少し思いきってやり、その後の維持管理を軽減させていった方が、余計な労力やお金もかからずに済みます。
エコを考えながらも、必要な機能は確保していく。
先進した考えのあるところでは、新しい取り組みがどんどん進んでいます。
地方だから出来ないなんてことはありません。
発想を豊かにして新しい事へ取り組む姿勢。プランニングをする分野においても必要なことですね。
2011年12月17日土曜日
面の設計をすることに必要な要素のひとつ かたち や おさまり のバランスセンスを常に磨くこと。
公園などの面的整備の設計は、道路や河川などの線的設計とは異なる部分があります。
前者は、ある意味建物(建築)でいう間取りや、形の綺麗さ、自然的さなどを求め、やわらかいところとかたいところをバランスよく配置する、あるいは組み立てることを求められます。
後者は、線形の美しさを求めることは共通の部分がありますが、どちらかというと機能面をしっかり重視し、デザイン面や表情の表現は、その次のことになってしまいがちです。
多くの人が集まる駅前などの空間においては、機能面を求めることと景観、環境面を求めることの双方の要素が必要となります。主要駅やターミナル駅では、その都市の顔ともなるべきところ(場所)ともなり、その表情がどうかであるかで、その都市が機能面重視の都市なのか、環境面も景観面も大切にする都市なのか(文化度が高い都市なのか)がわかります。
前者は、ある意味建物(建築)でいう間取りや、形の綺麗さ、自然的さなどを求め、やわらかいところとかたいところをバランスよく配置する、あるいは組み立てることを求められます。
後者は、線形の美しさを求めることは共通の部分がありますが、どちらかというと機能面をしっかり重視し、デザイン面や表情の表現は、その次のことになってしまいがちです。
多くの人が集まる駅前などの空間においては、機能面を求めることと景観、環境面を求めることの双方の要素が必要となります。主要駅やターミナル駅では、その都市の顔ともなるべきところ(場所)ともなり、その表情がどうかであるかで、その都市が機能面重視の都市なのか、環境面も景観面も大切にする都市なのか(文化度が高い都市なのか)がわかります。
2011年12月16日金曜日
憩いの空間の花を大切に
公園や街の中の花壇や花植え場においては、それぞれの季節の花が植えられ空間に彩りを演出しています。
公園などでは、地元自治会のボランティアなどが働いている合間の貴重な時間を割いていただき、花植え活動などをして、社会貢献をしております。
モラルの問題についてここで述べたいと思いますが、
一部の方の行動により、貴重な、旬な、話題性のある花が盗掘されて(自宅に持ち帰ってしまうなど)残念な姿になっていることがあります。
その盗掘行動については、花を植えた方々への貴重な労力と気持ちを踏みにじることになります。
よく考えてみてください。
自分がせっかくキレイにつくったものを壊されたり、荒らされたりすると、怒りがこみ上げたり、残念な気持ちになることでしょう。
興味本心や安易な気持ちでそんなことしてはダメです。
何事もそうですが、形にすることはいろんな人の労力と気持ちが入っているのです。
お金を払っているから何やってもいい、荒らしてもいいという問題でもありませんね。
憩いの空間は、いろんな人の労力や気持ちが入ってできたものでもあり、みんなのものです。
特定の個人の持ち物ではないですから、みんなの財産は大切にしましょう。
公園などでは、地元自治会のボランティアなどが働いている合間の貴重な時間を割いていただき、花植え活動などをして、社会貢献をしております。
モラルの問題についてここで述べたいと思いますが、
一部の方の行動により、貴重な、旬な、話題性のある花が盗掘されて(自宅に持ち帰ってしまうなど)残念な姿になっていることがあります。
その盗掘行動については、花を植えた方々への貴重な労力と気持ちを踏みにじることになります。
よく考えてみてください。
自分がせっかくキレイにつくったものを壊されたり、荒らされたりすると、怒りがこみ上げたり、残念な気持ちになることでしょう。
興味本心や安易な気持ちでそんなことしてはダメです。
何事もそうですが、形にすることはいろんな人の労力と気持ちが入っているのです。
お金を払っているから何やってもいい、荒らしてもいいという問題でもありませんね。
憩いの空間は、いろんな人の労力や気持ちが入ってできたものでもあり、みんなのものです。
特定の個人の持ち物ではないですから、みんなの財産は大切にしましょう。
2011年12月15日木曜日
空間を設計する場合、動線計画は大切な要素のひとつです。
公園や外構空間の設計で、大小にかかわらず考えなくてはいけないのが動線計画。
面の設計は、単純に構造物や施設を配置するのが計画というわけではありません。
人がどのように動くか、どのように動かしてその場の空間を楽しませることが出来るかなどを考えるのが動線計画であります。
考え方の例として
【エントランス等の広場の計画の場合】
この空間で何をさせたいか、何をやりたいかでも動線の計画は変わってきます。
広く空間を確保しなくてはいけないことと、動線の交錯するところ、しないところを整理する必要があります。 賑わいの空間にしたいのか、単純に人を通行させるだけの空間にしたいのかでも違いが生まれます。
直接的には関係しないことに見えますが、地域のなかで、その空間がどのような位置づけとなるのかも検討材料のひとつとなります。
空間を考えるという面では建築デザインの分野とも共通するところがあります。
【公園などの遊びの空間の場合】
子供たちの動きは、大人が考えているような単純なものではありません。細かくちょこちょこ動いたり、突然走り出したり...。
遊具の配置についても、単純に安全領域を確保して配置すればいいというものでもありません。
どのように、遊ぶのかまでも考えていく必要がある。
(安全領域についても、重複できるものと出来ないものがあります。)
配置するだけだから簡単じゃん。という人がいますが、そんな単純でもありません。
安全で楽しい遊びの空間をつくるには、遊びの特性を考慮して、動線計画や配置計画を行う必要があるのです。
理屈はわかっていても、この考えを形にしていくのは経験が必要です。
通常の土木設計や機械設計とは違い、機能面だけを追い求めるのではなく、空間を扱う分、憩いの空間を創出する目的もあることから、考えるツボが一般のものと異なるのが公園や外構などの空間設計なのです。
面の設計は、単純に構造物や施設を配置するのが計画というわけではありません。
人がどのように動くか、どのように動かしてその場の空間を楽しませることが出来るかなどを考えるのが動線計画であります。
考え方の例として
【エントランス等の広場の計画の場合】
この空間で何をさせたいか、何をやりたいかでも動線の計画は変わってきます。
広く空間を確保しなくてはいけないことと、動線の交錯するところ、しないところを整理する必要があります。 賑わいの空間にしたいのか、単純に人を通行させるだけの空間にしたいのかでも違いが生まれます。
直接的には関係しないことに見えますが、地域のなかで、その空間がどのような位置づけとなるのかも検討材料のひとつとなります。
空間を考えるという面では建築デザインの分野とも共通するところがあります。
【公園などの遊びの空間の場合】
子供たちの動きは、大人が考えているような単純なものではありません。細かくちょこちょこ動いたり、突然走り出したり...。
遊具の配置についても、単純に安全領域を確保して配置すればいいというものでもありません。
どのように、遊ぶのかまでも考えていく必要がある。
(安全領域についても、重複できるものと出来ないものがあります。)
配置するだけだから簡単じゃん。という人がいますが、そんな単純でもありません。
安全で楽しい遊びの空間をつくるには、遊びの特性を考慮して、動線計画や配置計画を行う必要があるのです。
理屈はわかっていても、この考えを形にしていくのは経験が必要です。
通常の土木設計や機械設計とは違い、機能面だけを追い求めるのではなく、空間を扱う分、憩いの空間を創出する目的もあることから、考えるツボが一般のものと異なるのが公園や外構などの空間設計なのです。
2011年12月14日水曜日
公園の設計は、道路設計の感覚だけでやってしまっては×?
公園空間の設計は、舗装などの固いものから、水道電気などのインフラ、植物などの生き物、遊びの空間の創出といった柔らかいソフト的なものが絡み合っている設計であります。
公園整備の先進地においては、これらの考えが発注者側および設計を請ける受注者側双方が特性を理解し設計が行われています。
地方都市においては、なかなか公園を主体として設計をする機会が無いことや、一般土木設計の会社が公園の設計を行うこととなってしまい、これらの考え方に偏りが生じた設計が出来てしまいます。
「ラウンディング」 という言葉
公園設計を行ったことがある技術者や大学でランドスケープ分野を学んだことがある学生であれば、当たり前のように聞く言葉も、地方だとまだまだ聞きなれないという技術者もいるのが現状です。
法面の設計で道路河川の土木的な考えでは、画一的な傾斜でびしっと決めるのが一般的ですが、造園的には、自然な心地よい法面形状を表現しなくてはならないところもあって、流動的な勾配設定が必要なこともあります。
園路の設計においては、自然のカーブを立体的にも表現することも必要なのですが、なにかぎこちないカーブになってしまったりも。
使う人が心地よいと感じる空間づくり、空間デザインが求められる のです。
道路などの土木設計の技術は用いても、そこに空間創造の感性を採り入れなければなりません。
そして、設計作業がテンポよく進むところとそうでないところのポイントが異なることろが一般土木設計と違うところです。
技術だけ知っていてもダメ、形を表現する能力や感性だけでもダメ、双方を操ることができる能力がないと公園などのやわらかいものの設計はうまく進みません。
形だけを重視した設計になってしまうと、インフラの取り合いなどに整合性がとれていなくどうやって工事をするの? ということもあります。
そして、形や風景を優先する、重視するところ、維持管理を優先するところなどをメリハリを持ってバランスよく取り込むことが求められます。
設計の かたいところ と やわらかいところ、びしっと決めるところ と そうでないところ の使い分けをバランスよく取り込み実践していくことが、公園などのランドスケープ分野、空間の設計に携わる技術者には必要なことです。
(設計技術的には、空間を阻害しなく風景や形を維持しつつも、利用や管理のしやすい公園づくりが求められます。バランスがなかなか難しい。熟練の技術を得ること と バランス感覚を常に養わなくてはなりません。理論だけでなく、実際に形にする表現力も必要です。知らない人からみれば簡単そうに見えても難しい、奥の深いものです。おさまりを程よく決められるというものでもあり。)
自然の空間やあそびの空間を表現する仕事でもありますので、自然がどのように生長していくか、こどもがどのように遊ぶことが出来るのか までを広く捉えて公園は設計をしていきます。
設計の仕事であっても、つくることがゴール地点でなく、活用される空間をつくり人々に利用され続けることまで目を向けて設計を進めることが究極のところ(ゴール地点)です。
かたちだけ でなく 使われ方へも目を向けること 大切ですね。
公園整備の先進地においては、これらの考えが発注者側および設計を請ける受注者側双方が特性を理解し設計が行われています。
地方都市においては、なかなか公園を主体として設計をする機会が無いことや、一般土木設計の会社が公園の設計を行うこととなってしまい、これらの考え方に偏りが生じた設計が出来てしまいます。
「ラウンディング」 という言葉
公園設計を行ったことがある技術者や大学でランドスケープ分野を学んだことがある学生であれば、当たり前のように聞く言葉も、地方だとまだまだ聞きなれないという技術者もいるのが現状です。
法面の設計で道路河川の土木的な考えでは、画一的な傾斜でびしっと決めるのが一般的ですが、造園的には、自然な心地よい法面形状を表現しなくてはならないところもあって、流動的な勾配設定が必要なこともあります。
園路の設計においては、自然のカーブを立体的にも表現することも必要なのですが、なにかぎこちないカーブになってしまったりも。
使う人が心地よいと感じる空間づくり、空間デザインが求められる のです。
道路などの土木設計の技術は用いても、そこに空間創造の感性を採り入れなければなりません。
そして、設計作業がテンポよく進むところとそうでないところのポイントが異なることろが一般土木設計と違うところです。
技術だけ知っていてもダメ、形を表現する能力や感性だけでもダメ、双方を操ることができる能力がないと公園などのやわらかいものの設計はうまく進みません。
形だけを重視した設計になってしまうと、インフラの取り合いなどに整合性がとれていなくどうやって工事をするの? ということもあります。
そして、形や風景を優先する、重視するところ、維持管理を優先するところなどをメリハリを持ってバランスよく取り込むことが求められます。
設計の かたいところ と やわらかいところ、びしっと決めるところ と そうでないところ の使い分けをバランスよく取り込み実践していくことが、公園などのランドスケープ分野、空間の設計に携わる技術者には必要なことです。
(設計技術的には、空間を阻害しなく風景や形を維持しつつも、利用や管理のしやすい公園づくりが求められます。バランスがなかなか難しい。熟練の技術を得ること と バランス感覚を常に養わなくてはなりません。理論だけでなく、実際に形にする表現力も必要です。知らない人からみれば簡単そうに見えても難しい、奥の深いものです。おさまりを程よく決められるというものでもあり。)
自然の空間やあそびの空間を表現する仕事でもありますので、自然がどのように生長していくか、こどもがどのように遊ぶことが出来るのか までを広く捉えて公園は設計をしていきます。
設計の仕事であっても、つくることがゴール地点でなく、活用される空間をつくり人々に利用され続けることまで目を向けて設計を進めることが究極のところ(ゴール地点)です。
かたちだけ でなく 使われ方へも目を向けること 大切ですね。
2011年12月11日日曜日
公園の空間づくり
【地形の変化を楽しむことが出来る公園づくりをもう一度みなおそう】
ラウンディングのある公園や高い丘のある公園は、普段フラットなところに住んでいる子供たちにとっては、面白みのある空間でもあり、上り下りのかけっこの出来る身体を鍛える、育む空間となりえます。
防犯の意味合いだけで、フラットな公園(地形の変化の無い公園)がつくられ、無表情な公園となりがちなのが、残念でなりません。
そして防犯面を考えるのであれば、フラットな地形でなくとも死角をつくらないことも可能でしょう。
せっかく公園をつくるのなら、面白い地形の変化や風景の変化が感じられる公園の方が、公園にいて楽しいはずですよね。
子供の目線からすれば、いろんな見え方の変化がある公園空間の方が楽しく遊ぶことができます。
公園で子供を見ていてもそうです。山や丘があれば登って普段 目にしない高いところから周りを眺めます。高いところから周辺を俯瞰(ふかん)することは、こどもに感動を与え、心身の成長にも寄与していることに繋がっていると感じます。
地域によって、フラットな公園の方がいい、地形の変化のある公園の方がいいといろんな考えが在るかと思います。ですから、全ての公園がフラットである必要はありません。地域の状況に応じて考え方(フラットにするべきか、そうでないべきか)を使い分けるべきです。
公園づくりに求めるもの...
それは、「あんぜん、あんしん」 の他に、公園空間の「たのしさ」 をもっと大切にできないかと思います。
面のみで面白い変化をもたらしても、縦断で(地形の高さ)の変化があるとないのでは、空間の面白さがだいぶ異なってきます。面のみの楽しさだけでは限界もあります。
せっかく公園をつくるのであれば、楽しいみんながたのしく、憩える公園をつくりましょうよ。
ラウンディングのある公園や高い丘のある公園は、普段フラットなところに住んでいる子供たちにとっては、面白みのある空間でもあり、上り下りのかけっこの出来る身体を鍛える、育む空間となりえます。
防犯の意味合いだけで、フラットな公園(地形の変化の無い公園)がつくられ、無表情な公園となりがちなのが、残念でなりません。
そして防犯面を考えるのであれば、フラットな地形でなくとも死角をつくらないことも可能でしょう。
せっかく公園をつくるのなら、面白い地形の変化や風景の変化が感じられる公園の方が、公園にいて楽しいはずですよね。
子供の目線からすれば、いろんな見え方の変化がある公園空間の方が楽しく遊ぶことができます。
公園で子供を見ていてもそうです。山や丘があれば登って普段 目にしない高いところから周りを眺めます。高いところから周辺を俯瞰(ふかん)することは、こどもに感動を与え、心身の成長にも寄与していることに繋がっていると感じます。
地域によって、フラットな公園の方がいい、地形の変化のある公園の方がいいといろんな考えが在るかと思います。ですから、全ての公園がフラットである必要はありません。地域の状況に応じて考え方(フラットにするべきか、そうでないべきか)を使い分けるべきです。
公園づくりに求めるもの...
それは、「あんぜん、あんしん」 の他に、公園空間の「たのしさ」 をもっと大切にできないかと思います。
面のみで面白い変化をもたらしても、縦断で(地形の高さ)の変化があるとないのでは、空間の面白さがだいぶ異なってきます。面のみの楽しさだけでは限界もあります。
せっかく公園をつくるのであれば、楽しいみんながたのしく、憩える公園をつくりましょうよ。
2011年11月25日金曜日
宇都宮市内のイチョウ
2011年11月19日土曜日
自然環境との共存 ~自然再生についての考え方~
11/17、18と、当社社員において自然再生セミナーの講習会(研修)に参加してきました。
内容は、自然と人間のかかわり~自然との共生、里地里山環境にいたるところまで...。
講義を聞いていると、自然再生にかかわることだけでなく、まちづくりや現代の人々においての生活のことまで関連づいていることがよくわかります。
その中で、感じたことなどについて。
「田んぼ、里地里山の環境」の話
東洋の文化は、自然との共生により成り立っていた。
昔の田んぼには、カエルやドジョウが住んでおり、イナゴもいた。
最近の農業は害虫駆除を目的に農薬を使用し、稲を育てることだけを考えているが、昔の環境では、多様な生物の性質を利用し(共存し)、鳥が虫を食べるなどで、害虫の駆除を自然の食物連鎖で行っており、間接的には東アジア全域の野鳥の生息環境までも維持していることに繋がっている。
そして人間の生活環境、食料の自給にかかわるところまで。
そ ういえば、昔はイナゴをとって、イナゴのつくだ煮をつくったり、海から遠い山間部では鯉の甘露煮をつくり食することもしています。
里地里山環境、田んぼの環境で生まれる(半分自然の力で生産される)自然の恵みを余すことなく 頂くことにもつながり、食物のサイクルを回していたことにもなっています。
イナゴも湯で茹でると、エビみたくオレンジ色になる(そうです)。
形は受け付けない方もいると思うが、食するとイナゴの佃煮は実はおいしい!!
彼岸花が田んぼに植えられている光景もみられ、飢きんのときは球根を(毒抜きして)食していたということも...。
先人たちの、自然と共生しながら生きてきたことはある意味、エコに繋がっている感じがしました。
「自然環境全般」の話
自然再生という行為に関して、局所的にしか見ていない、ある意味特定のものだけをひいきにする状況が見られるが、これだと本来の自然再生とはいえません。
ある種の動植物や生息環境を保全しようとした場合においても、それと密接に関連する環境まで、広く見ないと、その目的としている環境の保全は出来なく、失敗してしまいます。
広い視野で、人間の生活文化のことや、公園が動植物の生息に与えている影響、都市づくりの観点も考慮して考えていくことが、人間と自然とのかかわりを考えていくことにも繋がってきています。
「いろんな相関関係を理解することが重要である。」ということがわかってきます。
【自然環境の再生の設計は?】
土木や造園などの実施設計においては、一般的考えでは、設計図を忠実に再現することに趣が置かれがちであります。
しかし、自然の再生ではその考えは通用しません。自然再生の分野では、設計はあくまでもそれをサポート、保全するものとしてとらえなくてはいけません。
どういうことか?
実際には、現場の日々変わっていく状況をみて、現場で最善の施工方法を探っていくことが重要なのです。設計は、あくまでも方向性を指し示すものであり、構造物の設置の位置を細かく限定するものではないのです。
自然再生の設計は、現地の調査から設計、そして施工(管理)まで含めて行うこと、日々の自然と関わる活動を通じて学んでいくことが重要で、机上だけではできないということがわかります。ある意味、基準だけ、土木造園技術だけを知っているだけではできない分野ともいえます。
農業に従事する方でしたら、普段の畑仕事や農作業の実務が活かせることでしょうし、自然観察や土いじりなどから考え、創意工夫をしてやっていくことがこの「自然再生」という分野の仕事に必要なこととなります。
基準書だけを忠実に守っていく設計や施工では、自然再生の目的を果たすことが難しいということです。
自然再生の分野は様々な考えが入り混じり、発展途上なところもあり、日々進化しているところでもあります。
これらを理解してやっていくことが自然とうまくつきあうことのできた設計・施工方法なのかもしれませんね。
(総括としては、基準だけにとらわれない考え方を身につけることが重要で、自然をコントロールする考えから、自然と共生していく考えへシフトし、これらの考えを如何に理解し実行に移すことができるかだと思います。)
内容は、自然と人間のかかわり~自然との共生、里地里山環境にいたるところまで...。
講義を聞いていると、自然再生にかかわることだけでなく、まちづくりや現代の人々においての生活のことまで関連づいていることがよくわかります。
その中で、感じたことなどについて。
「田んぼ、里地里山の環境」の話
東洋の文化は、自然との共生により成り立っていた。
昔の田んぼには、カエルやドジョウが住んでおり、イナゴもいた。
最近の農業は害虫駆除を目的に農薬を使用し、稲を育てることだけを考えているが、昔の環境では、多様な生物の性質を利用し(共存し)、鳥が虫を食べるなどで、害虫の駆除を自然の食物連鎖で行っており、間接的には東アジア全域の野鳥の生息環境までも維持していることに繋がっている。
そして人間の生活環境、食料の自給にかかわるところまで。
そ ういえば、昔はイナゴをとって、イナゴのつくだ煮をつくったり、海から遠い山間部では鯉の甘露煮をつくり食することもしています。
里地里山環境、田んぼの環境で生まれる(半分自然の力で生産される)自然の恵みを余すことなく 頂くことにもつながり、食物のサイクルを回していたことにもなっています。
イナゴも湯で茹でると、エビみたくオレンジ色になる(そうです)。
形は受け付けない方もいると思うが、食するとイナゴの佃煮は実はおいしい!!
彼岸花が田んぼに植えられている光景もみられ、飢きんのときは球根を(毒抜きして)食していたということも...。
先人たちの、自然と共生しながら生きてきたことはある意味、エコに繋がっている感じがしました。
「自然環境全般」の話
自然再生という行為に関して、局所的にしか見ていない、ある意味特定のものだけをひいきにする状況が見られるが、これだと本来の自然再生とはいえません。
ある種の動植物や生息環境を保全しようとした場合においても、それと密接に関連する環境まで、広く見ないと、その目的としている環境の保全は出来なく、失敗してしまいます。
広い視野で、人間の生活文化のことや、公園が動植物の生息に与えている影響、都市づくりの観点も考慮して考えていくことが、人間と自然とのかかわりを考えていくことにも繋がってきています。
「いろんな相関関係を理解することが重要である。」ということがわかってきます。
【自然環境の再生の設計は?】
土木や造園などの実施設計においては、一般的考えでは、設計図を忠実に再現することに趣が置かれがちであります。
しかし、自然の再生ではその考えは通用しません。自然再生の分野では、設計はあくまでもそれをサポート、保全するものとしてとらえなくてはいけません。
どういうことか?
実際には、現場の日々変わっていく状況をみて、現場で最善の施工方法を探っていくことが重要なのです。設計は、あくまでも方向性を指し示すものであり、構造物の設置の位置を細かく限定するものではないのです。
自然再生の設計は、現地の調査から設計、そして施工(管理)まで含めて行うこと、日々の自然と関わる活動を通じて学んでいくことが重要で、机上だけではできないということがわかります。ある意味、基準だけ、土木造園技術だけを知っているだけではできない分野ともいえます。
農業に従事する方でしたら、普段の畑仕事や農作業の実務が活かせることでしょうし、自然観察や土いじりなどから考え、創意工夫をしてやっていくことがこの「自然再生」という分野の仕事に必要なこととなります。
基準書だけを忠実に守っていく設計や施工では、自然再生の目的を果たすことが難しいということです。
自然再生の分野は様々な考えが入り混じり、発展途上なところもあり、日々進化しているところでもあります。
これらを理解してやっていくことが自然とうまくつきあうことのできた設計・施工方法なのかもしれませんね。
(総括としては、基準だけにとらわれない考え方を身につけることが重要で、自然をコントロールする考えから、自然と共生していく考えへシフトし、これらの考えを如何に理解し実行に移すことができるかだと思います。)
2011年11月6日日曜日
世界遺産のまち日光 ~ライトアップによる演出~ そして秋のイベント
栃木県の観光都市として、真っ先に思い浮かぶ都市のひとつとして「日光」があります。
紅葉の時期に合わせて、この3日~5日まで期間限定において、世界遺産「二社一寺」のライトアップが行われました。
そして、期間限定のライトアップと、紅葉のシーズンとも重なって、多くの観光客が訪れていました。
まちづくりの一環として考えた場合、活気のある夜の空間 というものも街の魅力のひとつになります。
温泉街などでは、夜の風情というものも非常に重要視されています。
日中の観光と夜の宿泊とが、観光客にとって思い出になる空間を創ることが出来るか、そうでないかで、その街が人気の在るまちになりうるか、ならないかになってくることだと思います。
---------------------------------------------------------------------------------
【ここで、夜の世界遺産を写真でご紹介いたします。】
まずはじめに、大谷川に架かる橋が神橋です。
神橋を渡ると、世界遺産の入口の参道が見えてきます。
参道を上がると、まもなく日光山輪王寺がお目見えいたします。
そして、山内地区の表参道を上がっていくと、日光東照宮があります。
日光東照宮から北西側へ行くと、輪王寺大猷院と二荒山神社があります。
夜の世界遺産(ライトアップ)は、期間限定で通常は見られませんが、大変貴重な光景でありました。
---------------------------------------------------------------------------------
日中と夜における、非日常の空間。
普段味わえない空間に浸ることができる場面は、観光要素の一つとしてとても重要であると考えます。
どの街でもそうだと思いますが、歴史的要素というものは観光の一つとなりえますが、その歴史的資源を活用し光をあてる事(注目できること)が、その街が活気づけるために必要なことでもあります。
(歴史を残す、再現するだけでなく、観光要素として活用すること(仕組み)を考えられるかどうかというところでしょうか。)
現在、日光は様々な秋のイベントを展開中です。
11/12~13は、JR、東武日光駅界隈~世界遺産地区周辺のエリア(日光の門前町)をめぐるまちあるきイベント「秋の日光マルシェ」も開催されます。
また、11/18~21にかけては、「2011日光そばまつり」も開催されます。
秋の日光は、様々なイベントで盛り上がっています。
東京からも、電車(JR、東武鉄道)でアクセスしやすいところです。
多くの方々に、とちぎの秋を楽しんでいただければ、栃木県も元気になると思います。
栃木県で空間の設計をするコンサル、一技術者としては、栃木県が盛り上がるよう微力ながら応援いたします。
紅葉の時期に合わせて、この3日~5日まで期間限定において、世界遺産「二社一寺」のライトアップが行われました。
そして、期間限定のライトアップと、紅葉のシーズンとも重なって、多くの観光客が訪れていました。
まちづくりの一環として考えた場合、活気のある夜の空間 というものも街の魅力のひとつになります。
温泉街などでは、夜の風情というものも非常に重要視されています。
日中の観光と夜の宿泊とが、観光客にとって思い出になる空間を創ることが出来るか、そうでないかで、その街が人気の在るまちになりうるか、ならないかになってくることだと思います。
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【ここで、夜の世界遺産を写真でご紹介いたします。】
まずはじめに、大谷川に架かる橋が神橋です。
まず、最初に見えるのが「神橋」(しんきょう)です。 |
神橋を渡ると、世界遺産の入口の参道が見えてきます。
二社一寺の入口にモニュメントがあります。 |
参道を上がると、まもなく日光山輪王寺がお目見えいたします。
日光山輪王寺境内にある、「逍遥園」(しょうようえん) |
モミジの色がとても映えています |
輪王寺のライトアップ。(三仏堂は現在修復中です) |
そして、山内地区の表参道を上がっていくと、日光東照宮があります。
日光東照宮の五重塔 |
東照宮の表門 |
日光東照宮から北西側へ行くと、輪王寺大猷院と二荒山神社があります。
輪王寺大猷院 (たいゆういん) |
二荒山神社の鳥居、参道 |
二荒山神社 |
夜の世界遺産(ライトアップ)は、期間限定で通常は見られませんが、大変貴重な光景でありました。
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日中と夜における、非日常の空間。
普段味わえない空間に浸ることができる場面は、観光要素の一つとしてとても重要であると考えます。
どの街でもそうだと思いますが、歴史的要素というものは観光の一つとなりえますが、その歴史的資源を活用し光をあてる事(注目できること)が、その街が活気づけるために必要なことでもあります。
(歴史を残す、再現するだけでなく、観光要素として活用すること(仕組み)を考えられるかどうかというところでしょうか。)
現在、日光は様々な秋のイベントを展開中です。
11/12~13は、JR、東武日光駅界隈~世界遺産地区周辺のエリア(日光の門前町)をめぐるまちあるきイベント「秋の日光マルシェ」も開催されます。
また、11/18~21にかけては、「2011日光そばまつり」も開催されます。
秋の日光は、様々なイベントで盛り上がっています。
東京からも、電車(JR、東武鉄道)でアクセスしやすいところです。
多くの方々に、とちぎの秋を楽しんでいただければ、栃木県も元気になると思います。
栃木県で空間の設計をするコンサル、一技術者としては、栃木県が盛り上がるよう微力ながら応援いたします。
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