2012年2月14日火曜日

複数人にて分担する作業の落とし穴

数量計算・図面作成・工事費算出など、設計期間が短い場合は特に作業を複数人に分担して行うことがあります。

通常 図面作成 →(完成後)→ 数量計算書作成 →(完成後)→ 工事費算出

といった感じで順序よく進めます。順序良く進めることが出来ればつじつまが合うように確認しながら進めることが出来ます。

しかし、ある程度詰めた(まとめた)段階において、設計が変更になる場合があり、影響範囲を全て直すことが要求されます。




自分で直したつもりにおいても(一度は修正をかけた事実があっても)、作業を分担したときに、別の作業者が以前のデータへ上書きしてしまうことで、日付は新しくても昔のデータに戻ってしまうこともしばしば見受けられます。

正直、こういう状況になってしまうと、どこが正しいのかを判明させるのに、多大な苦労と混乱を招くことになってしまいます。


各個人が気をつけていても、なかなか防ぐことはできません。

紙ベースでは直していても、細かい文字などが見えないなどでの転記ミスもあり。
勝手にコンピュータが過去のデータをなぜか上書きしてしまうこともあり。


IT技術が発展し、業務スピードは格段に上がっても、上記なような不具合が必ずといっていいほど現れてきます。


照査を実施(紙媒体チェック)をしても同様な感じです。


システム上の問題 と 人的ミスの発生 のポイントをしっかりと見極めないと、
「直したなずなのに」 ということも直っていなくて大目玉を喰らってしまいます。

作業分担をしっかりと把握し、確認作業 をすること。
どんなことでもいえる事です。
自分だけは完璧と思うのも禁物。安心しきらないで、常に気をつけましょう。