2011年11月6日日曜日

世界遺産のまち日光 ~ライトアップによる演出~ そして秋のイベント

栃木県の観光都市として、真っ先に思い浮かぶ都市のひとつとして「日光」があります。

紅葉の時期に合わせて、この3日~5日まで期間限定において、世界遺産「二社一寺」のライトアップが行われました。
そして、期間限定のライトアップと、紅葉のシーズンとも重なって、多くの観光客が訪れていました。


まちづくりの一環として考えた場合、活気のある夜の空間 というものも街の魅力のひとつになります。

温泉街などでは、夜の風情というものも非常に重要視されています。
日中の観光と夜の宿泊とが、観光客にとって思い出になる空間を創ることが出来るか、そうでないかで、その街が人気の在るまちになりうるか、ならないかになってくることだと思います。

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【ここで、夜の世界遺産を写真でご紹介いたします。】

まずはじめに、大谷川に架かる橋が神橋です。

まず、最初に見えるのが「神橋」(しんきょう)です。

神橋を渡ると、世界遺産の入口の参道が見えてきます。

二社一寺の入口にモニュメントがあります。

参道を上がると、まもなく日光山輪王寺がお目見えいたします。

日光山輪王寺境内にある、「逍遥園」(しょうようえん)
モミジの色がとても映えています

輪王寺のライトアップ。(三仏堂は現在修復中です)

そして、山内地区の表参道を上がっていくと、日光東照宮があります。

日光東照宮の五重塔

東照宮の表門

日光東照宮から北西側へ行くと、輪王寺大猷院と二荒山神社があります。

輪王寺大猷院 (たいゆういん)

二荒山神社の鳥居、参道

二荒山神社

夜の世界遺産(ライトアップ)は、期間限定で通常は見られませんが、大変貴重な光景でありました。

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日中と夜における、非日常の空間。

普段味わえない空間に浸ることができる場面は、観光要素の一つとしてとても重要であると考えます。

どの街でもそうだと思いますが、歴史的要素というものは観光の一つとなりえますが、その歴史的資源を活用し光をあてる事(注目できること)が、その街が活気づけるために必要なことでもあります。
(歴史を残す、再現するだけでなく、観光要素として活用すること(仕組み)を考えられるかどうかというところでしょうか。)

現在、日光は様々な秋のイベントを展開中です。
11/12~13は、JR、東武日光駅界隈~世界遺産地区周辺のエリア(日光の門前町)をめぐるまちあるきイベント「秋の日光マルシェ」も開催されます。

また、11/18~21にかけては、「2011日光そばまつり」も開催されます。

秋の日光は、様々なイベントで盛り上がっています。
東京からも、電車(JR、東武鉄道)でアクセスしやすいところです。

多くの方々に、とちぎの秋を楽しんでいただければ、栃木県も元気になると思います。


栃木県で空間の設計をするコンサル、一技術者としては、栃木県が盛り上がるよう微力ながら応援いたします。