大学などでは、取り掛かりとして空間のおさまりや利用の仕方、空間のありかたなどデザインを含めて考え方を設計課題などで訓練しています。
実際に、設計となると設備のことも考えなくてはならず、公園灯を設置するために電気を引かなくてはならないこと、水のみを設置するための水道を引かなくてはならないこと、公園内に降った雨を池や側溝へ流さなくてはいけないこと、雑排水を汚水管へ流さなくてはいけないことなどがあります。
水を扱う施設「噴水などの水景施設」では、もっと複雑で難易度が高くなります。
設計においては、設計者自身で全て行うことが出来れば問題ないのですが、公園の設計は広い分野を扱うことから、空間のこと、形やデザインのこと から 設備のことまで なんでもできる技術者は稀(まれ)であります。
ほとんどのケースでは、設備についてはそれぞれの専門の設備設計へお願いしています。もちろん、自前で行うこともあります。
そのときの注意点としては、ほとんどはそれぞれが独立して設計・計画してしまうので、埋設位置が重複したり、必要な離隔(りかく)→「管と管との離れのこと」 が確保出来ていない ことがしばしばあります。
設備図の調整イメージ |
それそれの設備設計が出来た時点で、一度平面図を重ねて見るとよくわかります。
たいていは、位置が重なっていたり、構造物を避けきれていなかったりしています。
埋設位置の調整作業を忘れないよう、注意が必要です。
(調整出来ていないと、施工間際になって問題になったりもしますので。)