2011年4月26日火曜日

プランニングは、平面と立体で考える

道路などの土木構造物はじめ、都市や公園などの空間設計においては、平面形状においてレイアウトを決めて構造物を配置していくといったことが行われています。

平面形状において、スッキリとしたきれいなレイアウトはとても大切なことでもあります。
次のステップとして忘れてならないのが、立体的な配置計画です。

道路においては、どちらかというと線形の計画が主となりがちで、立体物については照明や歩道橋などポイント的な構造物となり、なじみが薄いことかと思います。
公園などの都市施設では、面的な計画であり連続する立体構造物の配置やデザイン要素を求められます。
分野はどんなことでもあれ、基本は同じでしょうから、単一的にだけでなく立体的に形や物事を捉えることは重要です。



方法論としては、面的な計画をある程度詰めたら、次のステップとして立体的な計画をします。
そして立体的な計画をしたら、面的な計画へまたフィードバックします。繰り返しながらだんだんと完成形の計画を詰めていきます。

例えば、都市施設としての中・大規模な公園では、広い敷地をフィールド、題材として考えることをします。平面的に空間のアクセスを考えたとしても、立体的には繋がらなかったり、摺りつかなかったりもしますので、3次元的に考えていくことが必要であります。

視野、幅を広げて考えていくことは、まとまりがつかなくなることもありますが、考えられる要素を一度洗い出して、それから必要なものを取捨選択し、役に立つものをつくるといったことについては、プランニングでは、重要な要素のひとつとなっています。


それを、自然と感覚で行えるようになるには、日ごろからの訓練と蓄積でしょうか。
経験は力なり。 ですね。