2011年4月7日木曜日

ランドスケープアーキテクト ランドスケープデザイナー の役割とは

日本においては、まだまだなじみの薄い「ランドスケープアーキテクト」という技術者。

アメリカなど海外においては、日本で言う一級建築士と同等な技術者として認められています。

日本では、建築>造園 という感じであり、トータルプランニングの位置づけが重要視されていません。
本来は広い意味でのグランドデザインをきちんとし、その上で建築構造物・土木構造物などを適宜ルール決めをし、トータルにおいてバランスの取れた、機能的でもあり、美しい、心地よい空間をつくっていくことが必要なことであります。

ランドスケープデザインとは、人々の生活空間における環境デザインでもあり、専門の技術者として建築士と同様にトータルプランニングを行う者の地位的確立が必要でもあります。

日本においては、まだまだ大学などの研究機関に携わる者しか、トータルプランニングの重要性についての認識が備わっていないというのが事実かと思います。

産・官・学が垣根を越え、これらの分野の位置づけを 確立させることが必要であります。そして学術的にも、業務的にもあやゆる分野において広く専門性をもって取り組むことがこれから必要であります。

実は、ランドスケープデザインは、計画的なものもあれば、植物などの生態的なもの、 都市的なもの、自然的なものなど広い分野を取り扱うものであります。
デザインが得意な人、計画が得意な人、生物が得意な人、地理歴史が得意な人、 風景形成が得意な人 いろんな分野を得意とする集団であります。

どちらかというと、広い意味で空間を捉えながら、ディテールや細かいことまで目を配ることができる技術者集団であること をランドスケープデザインにかかわる技術者として業界全体に望みます。