2011年3月2日水曜日

空間設計のしごと その2

設計の仕事は、こなすだけでおわり、という訳ではありません。

最近は、電子化の波及効果もあり流れ作業的になっているところが広まってしまっています。

我々の、外構空間を考える仕事においても、図面、数量、工事費算出、設計資料のとりまとめなど多くの作業が伴います。


では、その作業を単純にこなせばいいか。
設計の一部においては、基準どおり、教科書どおりに設計をすればことなく安心 ということもあるようですが、空間の設計においてはそうはいかない ことがいえます。


大切なこととして

外構空間とは、不特定多数の人々があらゆる目的の為に利用する空間であります。
訪れた人々が、憩い、安らぎ、遊び、くつろぎ、待ち合わせをし、交流をする...。
いろんな生活のドラマがあります。たのしいこと や かなしいこと...。

構造的基準は基準で守るべきことではありますが、使われ方については地域性、利便性、そのもののかたち など「設計思想」が問われるものであります。

空間の設計は、その部分を大切に取り扱うことが重要であります。
目的は何か?を見つめてみましょう。


機械的にこなすものと、時間をかけて創造的にこなすものをうまく使い分けてするのが空間の設計の仕事です。

一方通行ではない仕事(起点⇒終点で終わりではない) でもあり 掘り起こせば掘り起こすほど、奥が深い世界であります。いろんな面をフィードバックさせてつくりあげていく仕事です。

そして Plan⇒Do⇒Check⇒See を実行すること 重要です。