2011年3月6日日曜日

墨田公園 墨田川テラス を見て 空間デザインを考える

今話題の東京スカイツリー

業平橋周辺、浅草周辺は見物客がたくさんいる状況であります。


【地域の空間デザインを考える上で 河川空間の活用を絡めてレポート】

東京と栃木の河川公園とでは、質も大きさもだいぶ違いがございます。
日々人が行き交う土地柄なので、インフラの整備水準も非常に高く感じます。


浅草周辺は、もともと雷門や浅草寺がある観光としての土地柄もあり。

河川沿いの散策空間と休息空間、そして東京スカイツリーと周辺の建物群、そして遊覧船。
現在進行形のものから、往時のものまでもがうまく一つの空間にまとまっております。
沢山の要素が重なって非常に内容の濃い場所となっています。





河川沿いの公園空間も非常に綺麗で、上質でもあり、地方(我々の住んでいる栃木)から比べるとうらやましい限りです。
太陽の日差しが明るく、草花も彩を添え、人々が安らぎ休憩できるよう長大なベンチとしても活用できる仕組みもあり、この河川沿いの空間の中に組み込まれているものがいろいろ関連づけられて非常にいい感じであります。

そして、オープンカフェを限定的に開催しているのも、空間としての利用価値を模索するということから意義の高いことであると感じます。


その裏で、これらの設計や施工、調整に携わった方々の努力、苦労が詰め込まれているのも事実かと思います。


地方では、観光の要素があっても、パッとしたものがあまり見受けられません。

関東圏内の観光地域として、南(西)の鎌倉、小田原、箱根であるのなら、栃木県から見た場合は、北の栃木(市)、日光、鬼怒川です。もちろんお隣の群馬や茨城にもポテンシャルの高い観光地はたくさんあります。


栃木県や北関東3県も、観光としての潜在能力は高いのですから、参考にできるものは参考にして地域を盛り上げていくことが必要であります。

そして栃木県のランドスケープデザインも、土木的な感覚を乗り越えて、質の向上を目指して日々研鑽していくことが重要です。