2011年6月5日日曜日

いろんな地域における公園空間の活用について

街区公園や近隣公園などの比較的地域を限定した公園においても、設置される地域や都市によって使われ方もまちまちです。

観光地における公園空間と、住宅地内における公園空間では、同じ街区公園といえども性格が異なってきます。
都市公園のひとつに分類される「街区公園」という名前(分類)は、昔は児童公園と言って近隣住民の子供たちの遊び場としての公園という意味合いが強かった時代があります。

今では、少子高齢化の時代でもあり、一律に子供のための遊び場を設ければいいかといえばそうではないところもあります。

観光地における公園空間では、地域住民の憩いの場のほかに、観光客の立ち寄り場や休憩スポットのような役割もあり、地域住民と観光客とが交流する場へにもなることができます。

栃木県内でも、地域の街区公園を利用したイベントも開催している地域もあり、観光地としての魅力、まちとしての魅力を出していこうと頑張っている地域もあります。

地域を盛り上げていくのなら、街区公園だから、○○しては駄目というような考え方は捨てたほうが良いかもしれません。地域の実情に応じた使われ方が現代には求められています。
地域が盛り上がり、注目されれば、そこに住んでいる人のポテンシャルも高くなります。そして、公園だけでなくまち全体が活気づくことにもつながります。

公園空間のありかたを、地域活性の目線からも捉えることも必要な要素の一つです。